中小企業の産休・育休取得の現状~消極的理由での退職~

妊娠・出産は女性にとって今後の人生を大きく左右するターニングポイントです。
今までの生活ががらりと変わりますので、喜びだけでなく不安もあると思います。
「元気に生まれてくれるだろうか?」「産院はどこがいいだろうか?」等々、不安や心配は尽きません。
それに加えて、働く女性には「仕事はどうなる?」という不安が出てきます。
これから妊娠を考えている人、すでに妊娠している人、妊娠・出産したら仕事はどうなるのか不安に思っていませんか?
産休・育休の制度や規定が整い、前例もある大企業で働く女性でしたら、産休・育休取得経験者に話を聞き、人事部等担当部署の指示に従って進めていけます。
周りも産休・育休への理解があるでしょう。
ですが前例がなく、制度や規定も整っているとは言えない中小企業ですとそうはいきません。
産休・育休どころか「妊娠=退職」の図式が根強く残っている会社も少なくはありません。
実際、育児休業利用率は、正社員数101名以上では77%、100名以下では37%と大きく差がでています。
さらに、正社員数50名以下、30名以下と規模が小さな企業ほど利用率は低くなっています。(平成25年度厚生労働省調べ)
それは、心から望んで退職を決意した人以外に「前例がないから」「何をどうしたらいいか分からないから」「なんとなく退職する雰囲気になっていたから」と、消極的な理由で退職をする人が多いことが原因の一つだと思われます。
あなたが前例となり道を開く~産休・育休取得者第1号になる~
確かに先が見えないことは不安です。
ましてや妊娠という精神的にも身体的にも不安定になる時期に、大きな負担になるかもしれません。
ですが、だからと言って心の底から納得せずに退職を決めて、後悔することはないでしょうか?
また、前例がないからと避けていては、いつまでたっても中小企業からワーキングマザーは生まれません。
あなたが第1号産休・育休取得者となり、今後へ繋げていく。あなたが後輩のために道を作る。
そんな役割を担ってみませんか?
男女雇用機会均等法が浸透してきた今、会社側も、規模が小さいとはいえ「妊娠=退職」の図式のままでいられないことは分かっているはずです。
また中小企業を対象に、子育てと仕事の両立を支援する企業に助成金を支給する「両立支援等助成金」等、会社側にとってもメリットは多くあるのです。
一度厚生労働省のホームページを覗いてみてください。
社会が中小企業で働くワーキングマザーを支援していることが分かり、幾分不安が和らぐでしょう。
あなたが勤める会社が受けられる助成金も見つかるかもしれません。
あなたの産休・育休に協力してくれる会社も多いと思いますし、社会はワーキングマザーの味方です。
一緒に頑張っていきましょう!
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