待機児童問題・・・あなたの地域は大丈夫?保育園探し「保活」
休に入ったあなた。
お腹の赤ちゃんとゆっくりとした時間を過ごしている人、出産準備に追われている人、色々だと思います。
一つ、出産前の自由に動ける時にしておきたいことがあります。
保育園探し「保活」です。
この「保活」という言葉、ニュースで耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか?
「保活」とは、親が子供を保育園に入れるためにする活動のことです。
認可保育園への入園ができない待機児童数は全国で21,371人といわれています。(2014年4月)
地域によって大きな差がありますが、あなたのお住まいの市町村はどうでしょうか?
待機児童数が少ない地域ですと、育児休業中の人は優先順位も高いので、さほど心配はいらないと思います。
ですが待機児童数が多い地域では、認可保育園どころか無認可保育園も定員をオーバーしていて、入園不可なんてこともあります。
保育園が決まらない場合は育児休業を子供が1歳6ヵ月になるまで延長でき、その間育児休業給付金も延長支給されます。
ですが会社に大きな迷惑をかけることになります。
さらに1歳6ヵ月になっても保育園が決まらなければ、育児休業給付金も打ち切られ、会社によっては最悪退職ということになります。
まだ出産前で「保活」といわれてもいまひとつ現実味が沸かないかもしれませんし、周りにどんな保育園があるのか知らないかと思います。
ですが出産前、自由に動ける今だからこそ「保活」を始め、あなたが住む地域の保育園事情を把握しておきましょう。
①まずは保育園情報を入手しましょう
保育園情報は周りのお母さん達がよく知っています。
どこの保育園は人気があってなかなか入れない、どこの保育園はこんな育児方法を取り入れている等、保活経験者は保育園情報に詳しいです。
周りに知り合いがいない場合は、インターネットのママ友募集サイト等を利用する手があります。
②知り得た保育園情報を基に、どの保育園がよいか決める。
子供が長時間過ごす保育園ですから、入れればどこでもよい、というわけにはいきません。
あなたと連携して子育てをしていくパートナーと考え慎重に選びましょう。
第3希望まで選べるところが多いです。
最低でも4つの園を考えましょう。
また、その保育園に実際通うことは可能かどうかを確認しましょう。
保育園によって、朝は8時から、土曜日は午前中のみの保育、夕方は18時まで等、異なりますので、自分の就業時間と合うのかどうかは園選びで重要な事です。
園のホームページや市役所の認可保育園情報で保育時間等を確認しておきましょう。
③保育園に見学へいく
入園したい保育園が決まったら、保育園へ見学へいきましょう。
実際の保育室・園児・保育士等を自分の目で確認し、安心して預けられる園か判断をしましょう。
気に入った場合は、案内していただいた人に入園希望の旨を伝えておきましょう。
運がよければ、何月は空きが多く出るので入園しやすい等得する情報を教えてもらえます。
④認可保育園の場合は市役所へ申し込みにいく
認可保育園の入園や保育園料は市役所が決定します。
地域によって、通園希望の2ヵ月前からの申し込み等、申し込み時期が異なりますので確認しましょう。
必要な書類は
・両親の就業証明書(様式をもらえますので、会社に書いてもらいます)
・昨年度の源泉徴収票
・入園申込書
等です。
以上4つの事を産前にしておくと安心です。
今、保育園と幼稚園の機能を併せ持った「認定こども園」も増えています。
2015年からは「子ども・子育て支援新制度」もスタートしています。
今後も子育てに関する新しい取り組みが行われると思いますので、チェックするようにしましょう。